いいところ

蓮台寺 春の景
蓮台寺 春の景
 
所在
蓮台寺公会堂から翡翠園

 糸魚川市の木は「梅」です。蓮台寺の梅は昔から有名だったようで、七社には多くの額が掛けられており、中には約290年前、当時中央俳壇で活躍していたの高野九蚶(きゅうかん)、糸魚川の町年寄小林坡什(ばしゅう)らが中心となって『梅』と『神の森』を兼題にして句会を催した折の俳額が奉納されています。このように蓮台寺へ吟行に来るほどですから、蓮台寺の『梅』、『春の景』はよく知られていたようです。今でも蓮台寺の春は花の香りが漂い、まるで桃源郷のように心を豊かにしてくれます。



白沢家の「レンガ塀」
白沢家の「レンガ塀」
 
所在
大町2-6-1

 白沢家のレンガ塀は明治41年(1908)頃から5年ほど同家が経営していた大和川のレンガ工場産と伝えられています。糸魚川駅のレンガ車庫や大和川小学校の旧校門なども同工場産のレンガで、いずれも大正元年(1912)前後に完成したようです。
 緑町区や大町の建物は昭和3年(1928)・昭和7年(1932)の糸魚川大火など、度重なる火災にあっていますが、これらレンガ建築は罹災を免れてきました。立派なレンガ塀は大町の誇りです。



観音堂と高野九蚶の句碑
観音堂と高野九蚶の句碑
 
所在
大町

 観音信仰は、地蔵信仰とともに多くの庶民の信仰を集め、現世の災難や苦難を救ってくれるということで各地に観音を本尊とする寺院が建立されました。大町区にある観音堂は正観世音を本尊とし、宝永2年(1705)に創立され、地域住民の信仰を集めてきました。またこの場所を利用して句会が開催されたのであろうか、ここに江戸時代の俳人高野九蚶の歌碑が建ち、俳諧のさかんであった当時の糸魚川をしのぶことができます。正徳5年(1715)には、九蚶が収録した句集「糸魚川」が京都で出版されました。歌碑「逢も不思議 あわぬも夢の 時鳥」百由巣九蚶(ひゃくゆうそう)