会頭あいさつ

会頭新年あいさつ

 



糸魚川商工会議所 会頭 猪又史博

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、穏やかに新年を迎えられましたことと心よりお喜び申し上げます。

 

 駅北大火から二年が経過し、そば処泉家さん、加賀の井酒造さんをはじめ多くの被災事業者が被災前の場所や別の場所での事業を再開されており、また、いくつかの個人住宅も建築され、二年前の被災直後とは様相が大きく変化をしております。

 今後も、鶴来家さんなどいくつかの事業所が被災前の場所にて事業再開を目指しており、被災者の皆様の復興への努力と力強さには敬意を表する次第です。    

 さらに、公営住宅も3月末には竣工し、4月から入居が可能になるとのことで、本年は復興に向けてさらに前進するものと期待しております。

 本年は復興計画の3年目となり、新たな賑わいづくりへの明るい材料も整いますので、会議所は行政とともに復興計画の推進に取り組んでいきたいと考えております。

 

 会議所としては、昨年の4月に設置した「会館移転検討特別委員会」と「賑わい創出特別委員会」において、現在、会館移転や賑わい創出について検討を続けておりますが、市の復興計画の進捗と合わせ中心市街地での産業振興と新たな賑わいづくりに力を発揮するための機能充実を目指してさらなる精査をしていきたいと考えております。

 

 さて、地域の景気でありますが、平成30年の1月から6月までの上期の会員企業の景況調査では、復興や災害復旧の関連工事などの効果もあり、建設業はプラス域で大きく伸びを示す反面、サービス業は微増、卸小売業・製造業は微減、運輸はプラス域ながら大きくポイントを下げ、宿泊・飲食業は下げ幅が大きい状況となっています。全業種全体の景況DI値はマイナス域ですが建設業が牽引した効果もあり2ポイント改善したとの結果でした。後期の景況予測は全業種で改善するとのことであり、本年1月に実施する後期景況調査に期待をしているところです。

 

 話は変わりますが、地域の悲願でありました「地域高規格 松本・糸魚川連絡道路」につきましては、着実に前進しており長野県の進捗とあわせ早期に実現することに期待をしているところであります。「松・糸道路」は産業ならびに観光振興など、地域経済とって大きな効果があることから県連合会が毎年開催する知事要望会においても早期事業化決定を毎年口頭でお願いをしているところです。合わせて、最近の地球温暖化の影響なのか、1時間当たりの降水量により国道8号の親不知付近が交通止めとなることが多くなり、地域経済に大きな影響を与えていることから、昨年、財務省・国交省に対して道路整備について要望をしたところであります。

 西の親不知とあわせ東の糸魚川東バイパスの整備促進も糸魚川の産業振興には不可欠であると考えていますので、皆様からも整備促進について特段のご支援をお願いするものであります。

 道路整備と合わせ当地域に人を呼び込むことも地域経済にとっては重要な課題であり、会議所では地域の宝のひとつである「奴奈川姫」をイメージした地域ブランドの商品化について二年前から取り組んできましたが、その成果として12事業者の皆様から25の食品やヒスイアクセサリーなどの新商品を開発いただき、昨年の11月に完成披露したところです。現在、駅の自由通路・SNSなどでPR動画を配信しておりますのでご覧をいただき、多くの方に「むすびいとブランド」を広めていただくとともに商品購入をしていただければ幸いです。本年は、観光協会や関係団体と連携して各方面で糸魚川の情報発信とあわせ販路拡大を目指しております。商品紹介パンフレットは会議所で用意をしておりますので、皆様からも各方面への情報発信にご協力をお願いいたします。

 

 また、重点事業の一つとして進めている、ものづくり企業の雇用や市場開拓など、様々な課題を解決することを目的に「(仮称)産業創造プラットホーム」の年度内の設立を目指して準備を進めているところです。「ここちよさ」をテーマに企業活動を通じ、地元企業の雇用対策のみならず、生産性向上や外に打って出る積極的な活動を展開して、糸魚川の企業や地域の価値を高めていく活動をしていく計画です。

 糸魚川商工会議所は、会員事業所の皆様への支援など本来の業務とあわせ、地域経済に元気が出るように本年も各種事業を実施して運営をしてまいりますので、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げる次第であります。

結びに、本年が輝かしい年となりますことをご祈念申し上げまして、平成31年新年のあいさつとさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。 

 

 

 

平成31年1月1日

糸魚川商工会議所 会頭 猪又 史博